技能実習生の住居準備、何が必要?備品等も要チェック

技能実習生は、約1ヵ月間の入国後講習施設での生活を終えた翌日から、企業さまが準備いただいた宿泊施設へ移動し新しい生活をはじめます。入居した日から生活がはじめられるようご準備をお願いいたします。

1.部屋の要件

・実習生各自の寝室…押し入れ等の収納スペースを除き一人あたり4.5㎡(約3畳)以上の広さが必要

・キッチン、浴室等は共同使用でOK

・他に準備するもの

衣類などが収納できる棚やケース

本人が施錠し管理できる鍵付きロッカーもしくは貴重品BOX

※→立入検査時にチェックを受けます

  消火器、火災報知器の設置

この間取り図の場合、6帖の洋室には鍵付きロッカーと仕切りなどをつけてプライベート空間を作り、2名利用可能です。


2.備品類

(1)家電類

冷凍冷蔵庫:3名での使用で、350リットル前後の大きさが目安
電子レンジ:1台
炊飯器:3合または5合炊き程度 1台
冷暖房器具:エアコン、扇風機、電気カーペットなど
Wi-fiルータ:なるべく設置型 ※ポケットWi-fiは通信が不安定になりやすい
掃除機:1台

 室内照明器具類が各部屋に設置があるかどうか確認をお願いします。

(2)調理器具、食器類

・フライパン、両手鍋、片手鍋
・フライ返し、お玉、ボール、ざる等
・茶碗、汁椀、平皿、サラダボール、コップ、箸、スプーン等 →人数分

(3)家具、雑貨類
・共用テーブル、いす等
・寝具類
・収納ケース等
・ゴミ箱:自治体で定められた分類ごとのゴミ袋なども併せて
・洗濯物干し道具
・掃除道具(ほうき、ちりとり、雑巾、トイレ掃除用等)

(4)消耗品類 ※入居時のみ
・食器用など各種洗剤、スポンジ等
・トイレットペーパー
・タオル類

(5)その他
・自転車、雨天時用雨具 ※出勤時、必要であれば人数分台数が必須
・業務用制服、靴等
・弁当箱、水筒 ※多くの実習生は、節約のために弁当をつくります

3.水道光熱費等の負担、支払いについて

水道光熱費、Wi-fi使用の通信費については実費負担をしてもらいます。数人で利用しているのであれば、利用人数で割ってそれぞれが負担します。

請求書が届いたら、なるべく実習生と一緒に見ながら、季節によって使用料に変化があること、使い方にムダがないかなどを確認します。

給与支給後に利用料を支払ってもらい、自分が負担していることの自覚を促します。